大分ニャンたろう
ニャンフォメーション

今後の課題。

 

【その「かわいい!」の裏側にある、地獄】

 

 
 
しっぽの声3巻には
このような衝撃的な帯がついています。
 
 
 
 
今回は殺処分ゼロの難しさ
とてもよく描かれていたように感じました。
 
 
やはり動物愛護団体や愛好家の方は
殺処分ゼロと口々に言います。
 
私たちも当初はそれを目標に掲げていました。
 
 
確かに目指したいのはそこなのですが…
理想だけではどうにも出来ない現実があります涙
 
 
 
◆殺処分ゼロになると罪悪感なく
   捨てる人が出てくる
 
◆野良犬や野良猫が増える
 
◆病気や凶暴性がある子など
   譲渡出来ない子の終生飼育
 
◆動物愛護団体へのしわ寄せ
 
◆収容数オーバーによる飼育崩壊
 
 
 
殺処分されているにも関わらず
増産される犬や猫…
 
どう考えても限界があります。
 
 
人間はいつから犬や猫と
共存出来なくなってしまったのでしょうか?
 
 
 
 
 
今回の巻は動物を大切に想うが故に
正義もぶつかり合っていた気がします。
 
『動物を救いたい!!
その気持ちはみんな同じなのですが…
 
人によって命に対する正義が違うので
すごく考えさせられました。
 
簡単なようですごく難しい問題だと思います。
 
 
 
 
私も今まで何度も葛藤した事があります。
 
うちの子たちの避妊去勢をする時は
勝手に子供を産む自由を奪っていいのか?
いつも自分に問いかけます。
 
自分も女なので特に
産む権利を取る事に罪悪感を覚えます泣
 
 
なので、手術の前日に必ず
『産ませてあげられなくてゴメンね』
抱きしめながら言います…
 
 
とても苦しいですが
私にも飼育できる頭数の限度があるので
無責任な事はできません↓↓
 
 
 
 
 
動物の幸せを願っている人や
愛護精神が強い人ほど
 
この葛藤からは
逃れられない気がします…
 
 
殺処分ゼロより
”人と動物がどうすれば共存できるのかを探る事”
それが一番の課題なのかもしれません。
 
 
 

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