大分ニャンたろう
ニャンフォメーション

殺処分減少 愛護団体頼み

「環境省は今月、全国の自治体で殺処分された犬猫の数が2017年度、初めて5万匹を下回ったと発表しました。一方で、朝日新聞の調査からは、動物愛護団体の活動が、殺処分減少の原動力になっている実態が浮かび上がってきました。」

(省略)

「13年に施行された改正動物愛護法は『殺処分がなくなることを目指す』という目標を初めて盛り込み、多くの自治体が、殺処分減少に向けて本腰を入れ始めている。」

 

-先日の新聞記事より-

 

 

 

犬猫の殺処分数は年々減ってはいますが

「殺処分ゼロ」を掲げるがゆえに

動物愛護団体や個人ボランティアさんへの

しわよせも問題視されています。

 

 

保護から譲渡まで行うことは

決して簡単な事ではありません。

自分たちの限られた時間とお金を

そこに費やさなければいけませんし

みんながみんな、

新しい家族が見つかるとも限りません。

悲鳴をあげながらも前向きに、

ただ小さな命を守りたいという一心で

みなさん懸命に取り組まれています。

 

一匹でも多く

一匹でも多く・・・

その想いだけで。

 

 

 

 

自治体や、動物愛護センターの

職員さん方も

「ボランティアさんには頭があがらない」

と仰っている方も多くいらっしゃるようです。

 

 

(以下、新聞記事より引用)

公益財団法人「神奈川県動物愛護協会」代表の山田佐代子さんは、「血のにじむような努力をして新たな飼い主を探している団体がたくさんある。悲願である『殺処分ゼロ』を達成するため、皆ものすごい無理を重ねている」と打ち明ける。全国的に見ると、収容能力を超える数を引き取り、虐待的な環境に犬猫を置いてしまう事例も出始めている。

 

 

元々ボランティアさんだった方が

ネグレクト化してしまったり、

多頭飼い崩壊に追いやられてしまった方など、

実際にいらっしゃいます。

 

 

最近では、数字にこだわっても意味がない

「蛇口」を閉めなければ!

という考えに変わりつつありますが

その「蛇口」というのが

悪質なペットショップや

繁殖業者への規制強化・・・

動物愛護に対する日本の法律は甘く

蛇口は緩みっぱなしなんですね。

 

 

保健所への持ち込みに至る前段階での

対策が必要なのだと強く感じています。

 

 

 

 

今年行われる、5年に一度の

動物愛護法の見直しも、

7月22日に閉幕した通常国会では

保留となったようです・・・

 

空前のペットブームによって

甚大な被害をもたらしている

この非情さ、異常さに

早く気付き、

必ず改正を行っていただきたいです。

 

 

 

ペット業界は何兆円もの経済効果があるため

政治家への影響も少なからずあるのだとか・・・

法改正がされない背景には

業界からの圧力もあったりと、

愛護団体が闘うのは

本当に大変なんだそうです。

 

「蛇口」を閉めるためには

たくさんの力が必要です。

 

 

 

 

動物愛護法改正に向けて

精力的に署名活動をされている

女優の杉本彩さんが代表を務める

公益財団法人 動物環境・福祉協会EvaのHPより

署名用紙をダウンロードできます。

 

公益財団法人 動物環境・福祉協会Eva

 

みなさんのご協力を

よろしくお願いいたします。

 

 


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