猫は繁殖力が高いとよく聞きますが
なぜだか知っていますか?

猫は交尾排卵動物であり、交尾しない限り
排卵や黄体(※1)の形成を生じません。
交尾排卵動物には、猫のほかにも
うさぎやフェレットなどもいます。

猫の交配では
交尾による刺激衝動がホルモンの放出に関与し
その結果黄体形成ホルモンが分泌され
交尾後24~50時間以内に排卵を生じると
言われています。
そのため、ほぼ100%の確率で妊娠するとされています。

そして、妊娠期間が約2ヶ月で
1回の出産で4~8頭産まれます。
その約2ヶ月後産まれた子猫が離乳すると
次の妊娠が可能になり、子猫たちも
生後6ヶ月前後で妊娠が可能になります。

年に2~3回ほどの出産が可能とされていますので
繁殖サイクルが非常に早いことがわかります。
また、タイミングが合えば
同時に複数のオス猫の子どもを
妊娠することもできるのです。

これらの理由から
猫は妊娠率、出産数ともに高い動物と
言われています。
1匹のメス猫だけだったのが
避妊、去勢手術をしなかった場合
あっという間に1年後には

(画像:環境省パンフレット「もっと飼いたい?」より引用)
あっという間に増えてしまいます。

そうなってからでは
お金も時間も体力も有限ですので
全てのことが手に負えなくなってしまいます。
そうならないために
猫の繁殖力をしっかり理解し
避妊、去勢手術を受けましょう!
(環境省HPより引用)