こちらのポスター、
みなさん一度は見かけたことがあると思います
動物の遺棄・虐待は犯罪です！
※動物虐待が深刻化していることから
動物愛護法の改正により罰則も強化されます。
殺傷に対しては
「５年以下の懲役または５００万円以下の罰金」
虐待や遺棄は
「１年以下の懲役または罰金１００万円」
に引き上げられました。
ここから長文ですが
あたたかいお話しもありますので
読んでいただければと思います。
先日、お休みの日に出かけている途中で
トンネルの中に猫がいるのを見かけました
ここのトンネルは猫が非常に多く
今まで何度も見かけていました
毎回手を差し伸べられるわけではないので
野良猫で成猫など捕獲が難しい子は
自分でトンネル内から脱出してくれるのを
願うしかありません。
しかしその子は
次の日も同じ場所に座っていて
あきらかにおかしいと感じた為
なんとかできないかと考えていました
ちょうど同じタイミングで
道路パトロールの方がいて
お話しすることができました
パトロールの方も、猫がそこに一日いることを
知っていたようで、すでに警察に連絡済みで
このあとトンネルを一時封鎖し
捕獲を試みるということでした
トンネル封鎖後5分ほどで無事救出されました
パトロール隊、警察、他10名以上の方が関わり
救われた命です
(イメージ画像)
保護される前も
「下手に近づいて飛び出して
跳ねられたら悪いから
これから警察がきてくれるけん」
「とにかくトンネルから出してあげないと、
その後のことはまだ考えてないんよ・・・」
無事保護されたあとも
「猫は怪我とかしてない？」
と、その子に対するあたたかい言葉が
たくさん聞かれました
せっかく助かった命です
保健所に預ければ殺処分になります
そして、野良猫だと思っていたこの子は
飼い猫であった可能性が高く
充分お世話が可能な性格でした
私も仕事がありましたが
職場のスタッフの協力の元
「なんとかしよう」とその子を引き取りました。
保護直後の写真です
病院での検査の結果は、不全麻痺・・・
だから一歩も動けず
ずっとあの場所にいたのか・・・と納得。
初めは震え、怯えていましたが
人の手を怖がる事なく
むしろ甘えたかったかのように
頭を撫でると自分からすり寄ってきます
ゴロゴロと喉を鳴らし
うっとりとした表情を見せてくれます
声をかけると返事もします
この子はあきらかに
人と関わってきた子だと確信しました
脱走して迷い込んだのか・・・
事故に遭って麻痺を起こしたのか？
急性麻痺も考えられるので
お世話が面倒になった飼い主が
山に捨てたのかもしれません
悲しいことですが
それも珍しい話ではありません
最近は子猫の時期も重なり
「捨てられていた」
という話をよく耳にします
もう一度言いますが、
動物の遺棄・虐待は犯罪です
捨てるという事は
殺すという事です
必要最低限やるべきこともできず
都合が悪くなったら捨て
誰かが何とかしてくれるだろうなんて
都合のいい話です
こんなはずじゃなかった
仕方がない
どうしようもなかった
全て人間の都合ばかり
その子の生涯を保障できない人は
動物を飼わないで下さい
そこに癒しや幸せなんて待っていませんから。
この子の仮名をハンちゃんと名付け
迷子猫の可能性も含め現在飼い主さんを
探しています。
個人での保護となりますので
今後ハンちゃんがブログに出てくることは
ありませんが
たくさんの人のご協力があって
助かった命なので
しっかりと繋げていきたいと思います
※団体としての保護はしておりませんので
保護依頼などはご対応し兼ねます。
