大分ニャンたろう
ニャンフォメーション

動物管理所の見学

こんにちは!

先日、大分県動物管理所へ行き、中を見学させていただきました。

また、県の職員の方のお話も聞かせていただくことができました。

 

 

昨年度の大分県の猫の殺処分数は1735頭で、

1080頭が子猫になります。

去年より約600頭ったそうです。

 

 

 

現在、県や市の方では地域猫活動の補助なども行っています。

 

 

別府市では地域猫の不妊手術代を全額負担しているそうで、

別府市での猫の引き取り数が減ってきていることから、

地域猫活動の効果とも言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

動物管理所に持ち込まれる猫ちゃんで一番多いのが飼い主のいない子猫で、全体の6割と言われています。

野良猫が人の家の庭などで子猫を産んでしまい、保健所に連れてこられるそうです。

 

 

 

管理所に連れてこられる数を減らすためには、野良猫の不妊手術が大切なのだと改めて考えさせられました。

 

 

 

去年より殺処分数が減ったといっても、大分県は全国的に見てもワースト10位以内に入るほどまだまだ数が多いそうです。。

都心部では、ペットも家族の一員という考え方が浸透してきているのですが、地方の方だとまだ古い考え方が残っているのが現状のようでした。

 

 

持ち込まれた猫は、現在長期間収容する施設がないため、殺処分までほとんど猶予がありません。

譲渡できる見込みのある子猫などは、「うちのこねこ」のボランティアさんが自宅で引き取って、譲渡会までお世話をしてくださいます。

そこで病気になった場合、かかる病院代などはボランティアさんが実費で支払ってくれているそうです。譲渡会などが開けるのも、そのようなボランティアさん達がいてこそだと改めて実感しました。

 

 

今回は、収容所~殺処分の機械まで見せていただくことができました。

 

 

※以下、殺処分場の写真を載せていますので、抵抗のある方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

想像よりもきれいにされていて、中に収容されていたわんちゃん達も譲渡の可能性があるので、きちんとしつけやトリミングを行っているそうです。

 

 

犬はこの中に収容されています。

 

 

 

殺処分の時は処分機のある廊下側へ出されます。

 
↑奥の鉄板が手前に動き、
犬たちは自動的に処分機へと入れられます。
 
 
 
 

↑犬用処分機
 
そしてこの機械の中で炭酸ガスによって処分が行われます。
 

↑猫用処分機

 

 

この施設では、殺処分から火葬までできる仕組みになっており、火葬する機械もありました。

 

 

 

 

 

また、部屋の奥には、骨壺と祭壇が設置されていました。

 

 
 
 

やはり、殺処分の仕事を好きで行う人はいない、猫や犬を本当に想っている方々だということが伝わってきました。

 

 

このような部分は目を背けたくなるところだと思いますが、今回見学やお話を聞かせていただいて、その中でも前向きに現状をいかに改善していくか、色々な取り組みをしていることを知ることができました。

 

 

ただ殺処分は悪いものだ!と批判するだけではなく、ならどうすればいいか?どういう現状なのかを知ることがとても大切だと思います。

 

 

今回、お忙しい中お話をしてくださった職員の方、本当にありがとうございました。


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