大分ニャンたろう
ニャンフォメーション

動物の権利(トルコ)

 
2021年7月9日に
トルコ議会は動物愛護法の
改正法案を可決しました。
 
 
 
動物の権利法】と呼ばれる法律で
動物は“モノ”や“商品”ではなく
生きている存在で
権利を有するようになるというものです。
 
こうやって書いていると
当たり前!と思われるかもしれませんが
日本はまだモノ扱いです。
 
 
トルコでは
動物への虐待や殺害などの犯罪は
少額の罰金刑でしたが
この法律により
懲役刑が科されることになります。
 
 
また
動物が虐待されていたり
命が危険にさらされている場合なども
警察が出動出来るようになったそうです。
またブラッド・スポーツと呼ばれる
闘犬や闘鶏なども犯罪となり
警察による捜査が行われるそう。
 
 
ペットショップはオンラインのみの販売で
飼い主が見つかるまではケージなどではなく
自然な環境で飼育する事が
求められるそうです!
 
 
自治体は野良犬、猫に避妊手術を行い
法律制定に伴い
「動物愛護基金」が設立されました。
自治体への定期的な金銭的支援が行われ
動物たちのためのシェルター建設などに
充てられるようです。
 
 
この法律は動物園や農場などには
適用されないようですが
サーカスは禁止になったそうです。
 
この法律が出来たからといって
虐待や遺棄問題が
ゼロになることは難しいという意見も
多いとのことですが
それはトルコに限らず
どの国にも言えることだと思います。
 
 
しかし
過酷な環境にいる野良犬、猫たちの
生活環境が改善されることは
大いに期待できると私は思います。
 
このような法律が制定された背景では
恐ろしいニュースが
トルコで報道されていました。
 
今年6月15日
現地在住の日本人男性が
5匹の子猫を調理して食べた・・・
というもの。
 
 
地域猫として可愛がられていた母猫から
5匹の子猫を取り上げ
自宅で食べたとのこと・・・
 
 
6月の時点ではこの法律が制定されておらず
懲役刑に服することはなく
罰金刑と国外追放だったそうです。
日本でも動物虐待・遺棄問題が後を絶たず
報道される度に胸が痛みます。
 
 
動物をモノとして扱う以上
命を脅かすような事件が起こっても
罰金刑で処理されてしまうことの方が
多いという現状です・・・
 
同じ命なのに・・・
命の重みや尊さは比べなくても平等です・・・
 
 
過去の虐待事件を調べていても
書類送検、執行猶予、不起訴など
厳罰化される前のためなのか
分かりませんがアセアセ
やはり刑が軽いと
率直に感じてしまいます・・・
 
言葉を話せない動物のため
犯人逮捕までたどり着くのは
難しいとも言われており
未解決事件も多いとの事・・・
 
全世界で動物に対しての権利が
当たり前だと誰もが言える
そんな世の中になることを
心から願います。。。
 
 

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