今年5月、
三重県で重大感染事故が報じられました。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)と確認された
猫の治療にあたっていた獣医師が、
その後ウィルスに感染し、
死亡したというニュースです。
SFTSとは?
マダニが媒介するウィルス性疾患で、
国内では2013年から患者報告があり、
毎年100件前後発生、致死率は猫では約60%、
人は最大30%にのぼります。
感染動物、とくに猫や犬の体液を通じて
人に感染するケースも確認されており、
注意が必要です。
SFTSは、マダニだけではなく、
感染動物の体液を通じて人にも致命的な
影響を及ぼします。
今回の獣医師の悲劇から学び、
以下のポイントを
今一度確認しましょう
⭐︎ペットを守るためにできること
・定期的なマダニ予防薬の投与
(首筋に垂らす薬や内服薬など)
・草むらや山林など、マダニの多い場所への
立ち入りをなるべく避ける
・散歩のあとは、体をしっかりチェック!
・室内飼育でも油断せずに、予防を徹底
⭐︎飼い主と家族の健康を守るために
・ペットだけでなく、人も長袖・長ズボンで
対策を
・野良動物や野生動物に安易に近づかない
・愛猫・愛犬に発熱、下痢、食欲不振が
みられた場合はすぐに動物病院へ連絡。
直接触れることを避け、獣医師の指示に従う。
動物たちを守ることは、私たち自身を守る
ことにもつながります
マダニ対策は、愛する命を守る第一歩です。
正しい知識と予防で、安心して動物たちと
過ごせる毎日を目指しましょう!