もし噛まれてしまったら
犬や猫に強く噛まれたり
血が出るほど引っかかれたりしたとき
どのような対処をすべきか
ご存知でしょうか?
動物が持っているウイルスの種類や
ワクチン接種の有無次第で
死に至る病気に感染する可能性も
ゼロではありません
・動物に噛まれた場合の
主な感染症
破傷風
注意したい動物…
犬や猫、ヘビ、モグラ、ハムスター
など土に触れる可能性のある動物
噛まれた箇所が赤くなるという
症状が出ます
私も愛犬と遊んでたら楽しくなっちゃって
つい「ガブリっ」と噛まれてしまい
赤くパンパンに指が熱く腫れて
皮膚科に受診したところ破傷風の注射と
飲み薬を処方してもらいました
狂犬病
注意したい動物…
狂犬病ウイルスに感染した動物
感染して1ヶ月程で
発熱、嘔吐下痢、食欲不振など
進行すると
全身のひきつけ、意識障害、全身麻痺
などの症状が起こるのです
ワクチンを接種していないであろう
野良犬、野良猫には注意が必要です
犬以外の動物も狂犬病ウイルスを持っているので
様々な動物が感染源になる
可能性を持っています
人間が感染すると
100%死に至る恐ろしい病気です。
パスツレラ症
口腔内常在菌のひとつで
猫は70〜90%
犬は20〜50%保有しています
注意したい動物…
パスツレラ菌を持つ犬や猫
パスツレラ症に感染したら
30分〜1時間後に
激痛を伴う腫れ
皮膚の炎症など見られます
特に糖尿病の患者さんや
お年寄りの方は重症化しやすい傾向が
ある為注意が必要です
愛犬、愛猫との過剰な
スキンシップが原因になることもあるそうです
(ペットとキスするなど)
バルトネラ症(ねこひっかき病)
猫を介するケースが多いため「猫ひっかき病」
とも呼ばれていますが、猫だけではなく
犬からも感染することがあります
注意したい動物…
バルトネラ症に感染している犬や猫
湿疹が出る
脇や足の付け根などの
リンパ節が腫れる
などの症状が現れます
バルトネラ症の予防としては
ペットのノミ駆除を定期的に行うことが
効果的だそうです
噛まれた時の対処法
とにかく沢山水をかけて洗い流してください
患部に5分以上流水をかけてください
血が出ている場合も5分以上流水をかけます
それでもまだ
血が出ている場合は患部の圧迫を
清潔なガーゼやタオルなどで
患部を抑えてグッと止血をします
噛まれたら病院へ受診すべき?
動物に噛まれたらまず病院へ
受診することをおすすめします
特に野良犬や野良猫はどんなウイルスを
持っているかわかりません
応急処置を行った後、病院へ行きましょう
病院は救急外来か皮膚科へ受診しましょう
近年のペットブームでわんちゃんや
猫ちゃんを飼っている方が増えてます
ペットは可愛い存在ですが
人間が感染してしまうと重症化してしまう
ウイルスを保有していることもあります
大切なペットがどんなウイルスを持っているのか
それにはどのようなリスクがあるのか
しっかり理解して、もしもに備えて
対処法を知っておくことが大切だと思います
快適なペット生活を楽しみましょう